気をつけたいマットレスのダニ対策

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睡眠時に欠かせないマットレス。実は、ダニが繁殖しやすい寝具ということをご存知でしたか?マットレスは、布団とちがって洗う・干すといったケアができません。正しいメンテナンスをしなければ、何万匹ものダニが繁殖している可能性もあるのです。

今回は、そんなマットレスのダニ対策についてご紹介します。

 

■なぜダニは発生するのか?

痒みやくしゃみなどの症状を引き起こすダニ。そもそもダニはなぜ発生するのでしょうか?

ダニの発生・繁殖には、以下の3点が考えられます。

・ダニが好む気温・室温

・エサが豊富

・身を潜める場所がある

ダニは高温多湿を好み、【温度15~35度・湿度50%以上】の環境が繁殖しやすいといわれています。常に湿度が高い梅雨の時期は、ダニにとっては好都合なシーズンです。

ダニのエサは、ホコリや食べかす、フケ、ダニの死骸などが挙げられます。掃除をしていなかったり、布団が敷きっぱなしだったりすると、ダニのエサが豊富な環境を作り出してしまいます。

特に、閉めたままのクローゼットや押入れには注意しましょう。冬場に使った寝具や衣類がしまわれたクローゼット。夏場には気温が高くなるため、こもった空気が湿気ります。そして、寝具に残った汚れがエサとなり、ダニにとって有利な環境になってしまうのです。

 

■ダニの種類

ダニと一口に言っても、その種類はさまざま。種類によって生態も大きく異なります。

・ヒョウダニ

マットレスや布団にいるダニの90%がヒョウダニといわれています。

季節関係なく、1年中存在するダニです。人を刺すことはありませんが、大量に発生するとダニの体や死骸、フンがアレルギー発症の原因になってしまいます。

・コナダニ

梅雨や秋口に増殖するダニ。主に食品や畳を生息地とし、繁殖力が強いことが特徴です。

コナダニは人を刺しませんが、大量発生するとコナダニを捕食するツメダニが発生し、ツメダニによる刺咬被害が起こります。

・ツメダニ

梅雨や秋口に増殖するダニ。特に、8~9月がツメダニの被害が増加傾向にあります。カーペットや畳を生息地とし、他のダニを捕食することが特徴です。他のダニが発生すると、ツメダニも多く発生します。

・イエダニ

ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニ。稀に人を吸血するケースがあります。5月頃から発生し、6~9月が増殖の時期です。野生動物に寄生することから、感染症を発症させる原因にもなりかねません。

 

■ダニが人体に及ぼす悪影響

ダニが人体に与える健康被害として、痒みや炎症が代表的なものでしょう。人を刺すツメダニやイエダニは、刺した部分を腫れあがらせます。その腫れは1週間以上つづき、痒みも伴います。

また、人を刺さないヒョウダニも油断はできません。刺さないことから、その存在に気づきにくいという問題点があります。ヒョウダニが大量に発生したり、フンや死骸があることで喘息や鼻炎、アトピー性皮膚炎などの「ダニアレルギー」を発症させてしまうのです。

生後4ヶ月頃までにこのような環境にさらされつづけると、ダニアレルギーになりやすいといわれています。小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、特に注意が必要でしょう。

 

■マットレスの正しいダニ対策

マットレスの正しいダニ対策は、【退治→除去→予防】の順序がいちばん効果的です。

 

1.退治

まずは、マットレスに生息しているダニを退治しましょう。さまざまな退治方法がありますが、その中から3つをご紹介します。

・マットレスカバーを高温で洗濯、乾燥

マットレスカバーを外し、洗濯機で高温洗浄します。そして乾燥させることでほとんどのダニを退治できます。これは、研究結果でも証明されており、寝具に90%以上も生息しているダニ・ヒョウダニは、50度以上の熱処理を10分間行うことで死滅させられるのです。

・業者へ依頼

専門業者へマットレスのクリーニングを依頼するのも有効です。手間を省くことができるのがメリットですが、反対に費用はかかってしまいます。

とはいえ、ダニだけではなくカビや汗染みなどの汚れも取り除いてくれるため、確実にマットレスを清潔にできる方法です。

・ダニ駆除薬剤を使う

ダニ駆除用の薬剤は、ひとつご家庭に置いておくと便利でしょう。

薬局などで販売されているので気軽に手に入ります。「布団・マットレス対応」と明記されているものを選びましょう。

ただし、敏感肌の方は少量から試したり、体に異常がないか確認してから使用してください。

 

2.除去

ダニを退治したあとは、死骸を除去します。ダニの死骸やフンは、アレルギー発症の原因にもなるため、きれいに取り除きましょう。

・掃除機で吸い取る

ダニの死骸は掃除機で吸い取れます。マットレスクリーナーなどの専用のものでなくても、十分に吸引力のある掃除機であれば問題ありません。

マットレス全体にまんべんなく掃除機をかけましょう。特に、枕元・マットレスとベッドの隙間は念入りに掃除機をかけてください。

 

3.予防

ダニが発生しないように、ダニが発生する要因を断ち切る必要があります。

・ダニ予防のグッズを使う

ダニ予防のグッズとして、防水加工の防ダニシーツがおすすめです。

防ダニシーツは、ダニの餌となるフケやアカなどがマットレスに蓄積することを予防できます。また、マットレスが寝汗で湿ることもないため、ダニが繁殖する環境になりにくいのです。

・除湿パッドを使う

除湿機能のある敷きパッドは、ダニ予防だけではなく、快眠にも役立ちます。湿気を除去してダニ予防をし、あわせて蒸れにくくするため暑苦しい夏も熟睡できます。

・こまめにお手入れする

マットレスの表面に湿気が残らないよう、使用時以外は掛け布団をめくりましょう。

夏場はシーツ、カバーを3日に1度は取り替えてください。そして定期的にマットレスの向き、裏表を変えることが望ましいでしょう。

 

■まとめ

マットレスは快適な眠りを演出するために欠かせないアイテムです。一方でマットレスは、カーペットやカーテンよりもダニが繁殖しやすく、気軽に洗うことはできません。

十分なケアができていないと、ダニが再発する原因になり、アレルギー症状に悩まされることに。正しいダニ対策で、きれいなマットレスを保ちましょう。